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考える胃袋

国立民族学博物館名誉教授の石毛直道さんと、フォトジャーナリストの森枝卓士さんの対談である「考える胃袋~食文化探検紀行」。読んでみると非常におもしろい。魚醤と米VSミルクと小麦の食文化の考察や、共感を覚えた「旅が食を、食が旅を」の章。とにかく旅が好きで、食べることが好きな人ならば、こんな人になりたいと思えるだろう。

またインターミッションと称し、お酒を飲みながらの対談もあって、もちろん話題もお酒なのだ。どこに行ってもお酒を求めてしまうボクも納得の内容。そこで今まで飲んだお酒で一番おいしかったお酒は何かと考えてみると、やはりネパールとインドの国境で飲んだビールであろう。

数年前、インドの映画館で風邪をうつされ、見事に病気になったボクは、インドを脱出すべく陸路で単身ネパールへと向かう。インドはヒンズー教国ゆえに、お酒はタブー。聖典リグ・ヴェーダには”酒は早老を招くもの”とあり、あまりよろしくないのです。(もちろん過去に幾度か訪れたイスラム教国は禁酒。悶絶。)さぁ、目をつぶって想像してください。そうです。無類のお酒好きがお酒を断っていたところに、何週間ぶりかに流しこむビールの味。あぁ、これこそが、過去まれに見る甘美な酒の味となったのです。(その日は標高も高く、極寒の夜を過ごしましたが・・・。)

また良き思い出としては、ネパールのシェルパの一家にお世話になっていたときに毎晩嗜んだチャン。どぶろくのようなその酒は、癖になる。メキシコではお酒で大失敗したし、トルコのラキでぶっ飛び、鹿児島では見知らぬ占い師と芋焼酎で撃沈。起きたら駅前のバス亭だった楽しき思い出。

さぁ、今日も適度なお酒を嗜もうと、越乃寒梅の一升瓶をかたむける。だって開栓後はお早めにお飲みくださいと書いてあるものだから、早く飲まないと!とあせってしまうのだ。しかし、「はい!居酒屋ヨシコは今日は閉店でーす♪」と、ヨシコに言われて早期終了。お酒は飲んでも飲まれるな。今日もご機嫌で明日の旅に備えるのです。

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