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映画「アース」

Earth

映画「アース」を字幕版で見たくて梅田のレイトショーへ。オシドリの雛が高い木の上の巣から無傷で飛び降りるシーンや、カタカケフウチョウの求愛ダンスなど、クスクス笑える姿を織り交ぜながら、このままでは2030年に絶滅するであろうホッキョクグマからはじまり、ヒマラヤを越えるアネハヅルの群れ、ザトウクジラやゾウの移動、そして弱肉強食という生と死の世界。いくつもの絶妙なバランスによって保たれるこの世界は、地球は人間だけのものではないという当たり前のことを、美しい映像によって教えてくれる。

そして観に来ていた年齢層のほとんどが30代の若者。この事がすごく印象的で、これからの世界を変える原動力のベクトルは、次世代のことも考える人々によってゆだねられるべきだ。そして、帰りにヨシコと今度は吹き替え版を見に行こうということになる。そこには子どもも多く観にきているだろうという予感と、彼らとその時間を共有してみたいからだ。

ただ、この映画で少し残念なことは、子どもに配慮してか、食うか食われるか、捕獲し、生命を奪い、また違う生命が育くまれる最後のシーンが抽象的、もしくはカットされてしまっているということ。(BBCの放送では撮影されていたのですが。)それをやれ「子どもには残酷だ」などと言って当の大人もその事実をあまり受け止められずに、どうして生命のありがたさ、食のありがたさを子どもに教えることが出来るのだろうか。

今日も帰りの路上には飲食店から出る残飯があふれ、煌々と光るビルのライトが眩しい。このような人間の生活を維持するために、ホッキョクグマがあと22年後に姿を消すことを思うと、胸が痛くなるのです。かの星の王子さまを書いたサン=テグジュペリは、「この星は未来の子どもたちから借りているもの」と書いた。今、ボクもそれを思わずにいられない。

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