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蜜柑色の世界

Ibaraki27

階下の八百屋さんで、麗紅(れいこう)という蜜柑をいただいた。値段は聞かないほうがいいよー!とおじさんが笑う。蜜柑好きのヨシコはもっと笑う。

これ!!すっごくおいしい。

蜜柑色の電球の下、蜜柑色の防寒服に、蜜柑を食べるヨシコ。世界は今、蜜柑色なのだ。その全てはつながっていて、この蜜柑は八百屋さんに。八百屋さんは農家の人に。農家の人は大地に。大地は蜜柑へとグルグルまわる。

蜜柑色の防寒服は、モンベルというアウトドアの会社に。そこには縫製工場があって一生懸命はたらく人がいて、そしてこれはダウンだから、羽をくれる鳥がいて、鳥は空に。空は雲を浮かべて、冬ならば雪を降らして、ボクたちは寒いものだからこの温かな防寒着を着て家路へと急ぐ鳥を見る。

蜜柑色の電球は、電気がないと光らなくて、この電力はどこから来るのかと考えれば関西電力で、そしてその電線は日本海に延びてその周辺にある原子力発電所につながっている。その原料となるウラニウム鉱石はオーストラリアからやってきて、その土地はコカサ族やアラバナ族にとっての聖地へとつながってる。

ボクはヨシコにこの蜜柑をジュースにしたらおいしいだろうなぁと言う。するとヨシコは果汁だけでなく皮まで愛さないと、真の蜜柑好きではないとあれこれ反論してくる。そうなのだ。ボクと同じように、人は甘い部分だけをすぐに見てしまう。ヨシコのようにすべての部分を愛し、考えていかないと、真の世界は見えてこない。今、ボクたちが何を求め、何を選らび生活しているかを。

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