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びわ茶

朝、起きるとヨシコがいない。

あっ、そうだ。今日はボクの会社が代休で、ヨシコは出社というわけだ。日頃、家事をお任せしているので、こういう日にこそと起き出して掃除をはじめる。結婚の記念にヨシコの友人からいただいたネムの木をお日様にあて、時間とともにずらしていく。春になれば植え替えようと声をかけ、屋根の上にこの冬大活躍の「綿入り丹前」を風にあてる。コタツの布団をめくりあげると、そこには脱ぎっぱなしの寝巻きズボンの中にそのまま靴下がついている。

おそらく朝、寒くてコタツの中で着替えたのだろうか、下半身を置き忘れたようでおもしろい。コタツの布団たちを外に持ち出し、自分たちの布団もせっせと運ぶ。電線の上では、スズメではない鳥が、誰かを呼んでいる。そうこうしていると滋賀の針江からお米が届く。いつもなら、ドンッと玄関に置いておくところだが、おぼろげな記憶で、ヨシコが和室の所定の位置に置くよう言っていたことを思い出し、いそいで納品。さらに農家さんの手紙が自筆で温かく、大切にいただこうと思う。

押入れを見ると、物がほとんどないボクたちではあるが、このままでは使いにくいということで、せっせと整理。ものを極力持たない主義な2人ですが、写真を撮ることが好きだから、どうしても思い出のカケラが押入れにいっぱい詰まっているのです。さらに最近は、時計もTVもサヨウナラしたので、娯楽である本が大量に散乱。これは片付けねばと、新たに押入れに本を並べるスペースを確保。並べてみるとタイトルが非常におもしろい。どの本も旅や日本について、野山について、食について、民俗についてと、今、興味のあることがひしめき合っているのです。

ドタバタして疲れたところで温かなお茶でも飲みたくなった。普段、お茶に強い思い入れのあるヨシコに、おいしいお茶を毎回いれてもらっていたので、この寒々とした台所のどこに急須があるやら、茶葉があるやら、見つけてもこれは使っていいのか分からない。余計なことをすると大変なことになるので、ふーっと思っていると、あれ?水筒があるではないか。すると中から温かな湯気とともにおいしいお茶が出てくるではないか。

朝からいれてくれていたのでしょう。熱いお茶をふーふー言いながら飲み、その温かさをかみしめる。ふと冷蔵庫にマグネットでとめられた用紙を見ると、「びわ茶」と書いてある。その「びわ茶」は瀬戸内海に浮かぶ祝島のお茶で、このお茶は「原発のお金にたよらない町づくり」のひとつとして栽培されているのです。そういえば今年は4年に1度の祝島神舞。8月16日の入船神事、8月20日の出船神事の際の櫂伝馬の漕ぎ手を募集しているのがとても気になるのだ。

おっと!もうお昼。

今日はまったりしていられないぞ!

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徒然なるままに日暮し」カテゴリの記事

コメント

いいね〜〜
まったりハウスにそのうちお邪魔したいス〜!

投稿: ふぶドン | 2008年2月 8日 (金) 14時03分

ふぶドンさん!
いつでもどうぞ~。
でも今は極寒なので春になったらいらしてください♪

投稿: ヨシコ・マッタリーナ | 2008年2月 9日 (土) 00時47分

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