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2008年3月

新芽

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おーい。ツボミさん。4月12、13日に満開よろしくっ!

ヨシコが雨に濡れたツボミに語りかける。どの木にも語りかけるので、どうしてだい?と聞くと、願いはきっと叶うからよと言う。森の中のギャラリーまで、木々の新芽でいっぱいの比良。

春を今か今かと待っています。

今日は「かんじる比良」の写真展の準備のため訪れる。比良に電車が着くなり、ヨシコは「ごは~ん!」と叫びながら、ほっとすていしょん比良に走っていく。今日は里山弁当に決めているのっと、さっそくいただいて、あぁ幸せ。

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あぁ、おはぎも美味しそう。あら、このロールケーキも美味しそう。そうこうしていると、ほっとすていしょんの皆様から、米粉のロールケーキをいただいてしまいました。それはしっとりとした生地の中に、ふわっふわの生クリーム、そして柚子ジャムが香ゆたかに閉じ込められていて、クチの中にいれると美味しさがゆっくりと広がっていく幸せ。あぁ、ここに布団があれば食べて寝て、食べて寝てを繰り返したい。

食後。雨の中を歩きながら、ヨシコはオリジナルの歌を歌う。

比良っ♪ それはコロッケー♪

どんな歌詞やねん、と思いながら、ボギー大佐のメロディーが流れます。なぁ、なぁ、ヨチュオさん。さっきヤマカワさんが仰ってた「こしあぶら」ってどんなんやろ~。タラの芽よりおいしいってさ~。あぁ、どうしよう。

いやいや、どうもしないよ。

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虫ピン?そんなもの馬に食わせるほどあるよ!

そんなギャラリーskogのご主人と、写真展の打ち合わせをする。展示するスペースを知るために、ギャラリーの図面をコピーしてくださいます。そこには鉛筆で書かれたメモなどがあって、それを丁寧に消されていきます。そしてその消しクズをささっと手箒で片付ける。

ボクはねー。何故かホウキが好きなんですよ。これはね、北欧のお土産でマダムからもらったんだけどね、どう、いいでしょ?

ハイ。すごく、機能的でもあるデザインですねー。ホウキが好きってことは、キレイ好きなんですか?

いやっ、そうでもない!

特に印象的だったのは30年間、使い込まれた道具。それは紙を固定するための「重り」なのですが、ご主人の名前が入っていて、僕たちが生きてきた時間を、ずっとご主人のお手伝いをしていたんだなぁと、思ってしまいました。紙をきる所作ひとつも丁寧で、それはこのギャラリーのあちこちにも見て取れるのです。

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いやぁ、備長炭という木があると思ってましたわぁ。今度は比良の古老の方が、ほっとすていしょんでお話くださります。昔な、金物のクズを捨てたのが、金糞峠や。青ガレとかあるやろう。あそこは昔、鉱脈やってんやろうなぁ。今でも鉄がとろっと溶けたものが山にはあります。こないだも拾って、タワシで磨いて持って帰りましてん。

そう。比良はまだまだこんなお話が聞けるのです。

日の暮れ。比良駅から雨の比良を見ていると、森に向けてskogのご主人の車が帰っていきます。車窓から見ていると、子どもたちが雨の中、電車に向けて自転車に乗りながら手をふります。僕たちもそれに気づいて手をふると、また彼らも手をふって。ふった雨はやがて琵琶湖に流れ、海へと向かいます。彼らもまた大きな世界へとペダルをこいでいく。そんな新芽でいっぱいの比良。

春を今か今かと待っています。

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しりとり

「しりとり」しよー。

じゃあ、ボクからねー。

・・・・・・。(考え中)

頭蓋骨!

えーっ!!おっ恐ろしい。最近の子どものしりとりの出だし。もっと他にも言葉はいろいろあるであろうに笑ってしまう。ヨシコから髪を切った帰りの電車内での話しを聞いていると、定番のウ○チ、チ○コがあることに安堵を覚えるが、特に印象的なのは「ロマンチック」。小さな子どもが「ろ」で選ぶ言葉として、本当、ロマンチックだなぁ。

どこでも歩いていると、車とは違って色々な人の声が聞こえてくる。3歳の男の子がベビーカーを乗らず、一生懸命にあるく。でも途中でしんどくなってお母さんに泣きつくのだけど、お母さんは、アナタ、ライオンさんになるのでしょ?と言うと、その子は、ウン!ボク、ライオンさんになる!ライオンさんは歩くんだ!と、またスタスタと歩く。

お父さん、わたし、あの漢字読めるよ。あれはタカ&トシのタカでー。いやいや、それはカタカナだよ。高槻という表記を見ながら、お父さんはつっこむ。ポリポリと食べていたお菓子を落とした少年は、あっ!神様がこれ以上食べたら太ると言ってるねんっ、と親に言う。

子どもは色々なところで感じていて、知らないうちに言葉を覚えていく。そうやって大きくなるんだなぁ。ヨシコよ、久しぶりにボクたちも「しりとり」をしようか。

じゃあ、ボクからねー。

きのこ。

・・・・・・。(ヨシコ考える)

コマンタレブー!

いやいや、ちょっと待ってくれ。どうしていきなりフランス語なのかね。他にも色々と言葉はあるでしょうに。まぁ、いいや、続けましょう。

ぶり。

・・・・・・。(ヨシコ考える)

リアス式海岸!

ん?

※Comment allez-vous(ごきげんよう)フランス語

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日野町のグリーン・ツーリズム

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こういうのは消し炭から火をおこすんや。1925年生まれ、山仕事。イワナやアユ、魚釣りが好きなおじいさんが言う。おじいさんとは書いたけれど、その肉体は若々しく、いつも思うことだけれど、山間部に住む人は何歳までも働ける活力に溢れている。

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近くでススキの穂で遊んでいる子どもを見ておじいさんは、わしら戦前の生まれのもんは、ススキの穂に絵の具で色を塗って、聖火に見立ててな、東京オリンピックに参加しているような気持ちで走り回ったもんや。このあたりは水質がよくて、みんな井戸があった。子どものころは風呂焚きが仕事。井戸から水をくみ上げるんや。それはしんどいもんやぞ。でも冬の寒い日には真っ先に暖をとることが出来て、それは嬉しかったなー。せやけど、一度横着して、風呂の中に雪をいっぱい入れたんや。それで火をつけてたら、ほんの少しの風呂になってしもたわ。ワハハハハー!

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今日は朝から竹を割って、お皿をつくる。茶碗の割れたカケラで竹の内部を削り、ケガをしないようにする。そこにつきたてのお餅を入れて、皆で食べるとおいしいこと!!子どもたちは、餅をつくのが好きらしく、我先に競い合うのです。最近は機械で餅をつくか知らんけど、2日目の弾力が違うでー!と、人手間の偉大さを教えてくれます。

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こらー!!小便小僧は終わりや!と、ホースの水で小便、小便と騒いでいた子どもに雷がおちる。他所の子であっても、躾はどんどんなされていく。このような民泊という機会を作ることで、参加者だけでなく、受け入れ先のご家庭も活き活きとされる。急に全家庭に孫が来た状態となって、みなさん、目元がゆるゆるなのです。

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綿向山の麓で、白米が湯気をあげます。この日野町のグリーン・ツーリズム事業は、農家への民泊というカタチとなり、まさに始まったばかり。おばあさんが当然のごとくする手作業を、地元の主婦の方が、スゴイ!と感心(農家のお嫁さんでも、農作業をしたことがない方もおられます)。外からの参加者だけでなく、同じ町の文化交流にもなるだろうし、これからが楽しみな地域。また、どっぷりと日野につかっていると、町の良さが分からなくなるというUさん。しかし、外からの人を受け入れることで、その良さを再認識されたとか。

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参加者は何故か母と子どもたちばかり。お父さんはどこにもいないね。きっと忙しくて都会で仕事なんだろうね、とヨシコが言う。確かにそうだ。そしてお邪魔していたUさん宅の娘さんも、朝早くから都会へ仕事にでかけ、日野に帰るのは深夜である。そんな日常でも、ふと団欒する時間をもてた時、そこには穏やかな空気がゆっくりと流れているのです。

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わが隊も夕刻には帰宅し、家で食事の支度をしていると、ヨシコがお父さんの菜箸、とても使いやすい!と、日野の椎茸を焼きながらUさん宅のお父さんが竹で作ってくれた箸に感心しきり。いただいたバラの花が大阪でも咲き、日野菜が食卓を彩ります。日野の朝の味噌汁には金時人参。日野のお母さんのおもてなしの心と、お父さんの日野の米と、日野菜をもっと知ってほしいなぁという言葉が頭をよぎります。日野のすべての人に感謝して。

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日野の農家はバラの香りがするのだ

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エコエコ家族ですねー!

近江鉄道で日野駅に降り立つと、針江で知り合った日野町の観光課のKさんが迎えに来てくれた。自動車のない我が家は、いつも電車で移動していることを知って、日野までの電車時刻を調べてくれるほど細やかな人なのです。近江鉄道はガタゴトと情緒があって、トンネル内は減速、切符も懐かしい紙キップで、思わずニヤニヤしてしまう。

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ヨチュオさ~ん。こっちですよーっと、ヨシコが大はしゃぎ。今日は参加者が、日野の各農家に民泊し、農作業のお手伝いをするという企画があると知って参加。僕たちは、これまた針江で知り合ったUさん宅へ。小春日和の中、ジャガイモを植えに畑に向かいます。

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今日は男爵とキタアカリを。種イモの切り方をUさんから学び、せっせと準備。そして種イモに灰をまぶすことで、腐りにくくするのです。

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畑を耕す。子どものころ、家には畑があったので久しぶりの鍬仕事。サクッサクッという音をたてて、表面の乾いた土が下の土と混ざり合う。30cmごとに深めの穴を作り、そこにヨシコが種イモを植えていきます。夕陽がキラキラとしていて、本当にのどか。目の前に新しいトンネルができたことで、町との距離は近くなったけれど、雨が降る前に必ず来るサルたちが、あまり来なくなったとか。種イモに土をかぶせ、カラスの食害も防ぐために籾殻を撒いていきます。

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ジャガイモ、ほうれん草の種まきを終え、今度は椎茸の菌を木に埋め込んでいきます。ドリルで原木に穴を開け、そこに埋め込むのですが、となりのおばさん(Uさん宅お隣歴60年!)が、こんなもん、木が早く腐ってしまうぞと大笑いするほど、一本の木に穴を開けてしまいました。こんなにも囲っているのに、小猿がスルリと入って椎茸を親猿に渡して盗んでいくんやと、近所のおばさんの栽培所を見せてくれました。そのとき少し山に入ったのですが、おばさんはものすごく早い足で、タタタッと駆けていく。そしてこの木から椎茸が収穫できるまで2年かかると聞き、いつも食べている椎茸のありがたみを知るのです。

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久しぶりに土を耕し、種を植えると、今度は収穫が楽しみになる。今回の農業体験は、やっぱり田舎に住みたいなぁという気持ちをまた高めてしまった。食べることが大好きだから、自分で食べるものぐらい自分でつくってみたい。何よりも家族で自然の中で作業するということが、例え重労働であっても、とても楽しいだろうと想像してしまうのです。

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そしてUさん宅のお父さんは粋な方。自宅をバラの花いっぱいで迎えてくれる。(リビングから、トイレ、何と浴槽の中まで!お歳暮もバラを持っていかれるとか)そして地域の歴史が大好きなので、夜遅くまでお話をすることになり、帰宅された娘さんたち共々、本当にお世話になりました。何よりも全員で和気藹々とつくった晩御飯のおいしいこと!皆さまもぜひ、日野に。

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まったりし隊写真展へ向けて

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ちょっとヨシコさん。アナタ、轢かれますよ。

春の麗らかな陽気に惹かれて写真撮影に余念がないヨシコ。今日も比良でデジタルとモノクロフィルムを駆使して大はしゃぎ。そんな日はガソリン・・・、いや、食事さえしっかり確保しておけば、ヨシコは何キロでも歩けるのです。

そんなヨシコの食事を常に持ち運ぶのがボクの仕事。そういう理由でもないのだけれど、半年も恋焦がれたグレゴリーのトリコニというリュックを昨日購入。今日はそれを背負ってボクも比良を歩く(中身は食料)。30Lで十分なのに60Lのザック。分かります?この気持ち。好きな道具と早く歩きたい!ってことなんですよ。好きな人と早く遊びたいっ!そんな単純な気持ちなんです。

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あー!!もう春だー!!とヨシコさん。確かにこの1週間で起こった比良の変化たるや、早いものがある。さっそく春の気配を見つけては、シャッターをきっていく。イタチも森へと走り、ツクシも生え、ヨシコが興奮状態。するとやっぱり燃費が悪いんですよね~。ヨチュオさん、ほっとすていしょん比良に行こう!と言う。また食事するんかいと思いながら、ブラリと向かう。

近江舞子から歩いていくと、ほっとすていしょん比良の前で楽しそうに遊んでいる家族が遠くから見える。あ~、楽しそうだなぁと思って近づくと、何とくま先生御一家でした。ヨシコが風邪をひいてあまり食事が摂れないときに、どれもおいしそうな写真ばかり掲載され、非情にも食欲を刺激してしまう偉大なるあのくま先生。お会いするのは初めてでしたが、春の温かさを感じました。

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おや!何とほっとすていしょん比良に、ヤマカワさんがおられるではないですか。本当にうれしい。そうこうしているとROZ&MARYのお二方にもお会いできました。一緒に来ていたROZ&MARYさんの愛犬がヤマカワさんのことが本当に好きなんです、何てお話をしていると、ヨシコが人間もヤマカワさんのことが大好きです!と返事する。いやいや、ヨシコさん。ヤマカワさんも人間ですよ。皆が思うにきっと比良のお母さんなんですよ。

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今日は地元の方々に色々とお話も聞き、のんびりと南比良の土手で「みたらし草もち」を食べる。ヨシコは草むらにゴロリと横になりながら、人生とはゴロゴロ寝るに限るぜ!と言う。いやいやヨシコさん。早く写真展の準備をしておくれ。ボクはそれを見て言葉を綴るのだから。でも今日はこんなお風呂に入ってまったりしよう。ツクシが群生するその真上で、サクラが今にも咲きそうな気配を感じて。

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ビューティフルハミングバード

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耳をすまそう。

そんなライブが南堀江の萬福寺であった。もちろん大好きなビューティフルハミングバードのライブなのだから、真っ先に駆けつけてしまう。さて、何に耳をすますか。もちろん歌声や、ギターの音、アコーディオンの音色に。だって生音なんですもの。

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服部緑地公園で行われたレインボーヒルというイベントではスタッフとして働いていたので、楽屋でお話したり、ライブは後ろから聞くことになったりとしましたが、今回は純粋に前から聞けて終始、リラックス。ビューティフルハミングバードのお2人に負けぬほどの個性をお持ちの、鍵盤走者であるクールな藤原マヒトさん。おもしろすぎます。

終始、無言なのですが、彼のなさること全てが最高でした。自分の出番がないとき、会釈しながら障子の向こうに消えられるのですが、影がずっと映っていたり、アンコールで障子の向こうから出てきたのだけれど、自分の出番がないことに気づき、すすっとまた障子の向こうに消えたり。そして強面で長髪で髭面で小さな鉄琴を軽やかに演奏されるのです。とにかく温かなライブで日頃の疲れもぶっ飛びました。

そして帰りにヨシコが焼肉を食べたいという。それはギタリストのタバティが焼肉を食べてライブに臨むという話をしていたからだろう。2人でビューティフルハミングバードの歌を歌いながら街を歩く。そこには不思議といつもの街はなく、希望に満ち溢れた世界があった。

耳をすまそう。

それはきっと自分の声にも素直になることなのだ。

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セレブな朝

今日はセレブな朝だよ~。

朝からヨシコがご機嫌である。何をもってセレブなのか気になるのでモゾモゾと起きだすと、いつもは出汁(ダシ)に使われた小魚むき出し、ワカメもドーン!の味噌汁と玄米という純和風な食卓が、トーストとコーヒーという洋食ではないか。

ヨシコよ、これのどこがセレブなのかね。

このトーストはね。宝塚ホテルの食パンでお高いのよ~。奮発しちゃった。いっただっきまーす!

ん!!

もう冷めてる!
おいしい!!

どっちやねん。

あ~、セレブやわ~。トレビア~ン。ボナペティ~。

それってどういう意味?

知らん。(モグモグ)

あ~、セレブやわ~。こちらも鶏肉のローズマリー風味ですのよ。(モグモグ)

ありがたくいただこうね。

あ~、セレブやわ~。朝からケーキも食べちゃおう。

ん!!!

ケーキだと思えばタルトだったときの衝撃!(モグモグ)

いやいや、それは昨日も食べたから知ってるでしょ。

あら、やっぱりケーキのあとはサラダだわ。(モグモグ)トレビア~ン!

それ、菜の花のカラシ醤油和えだよ。

あら、窓の外に鳥さんが。きっとスズメ以外の鳥だわ。そう言うと横にある双眼鏡でサッ!!と外を見る。

ん!!!

スズメ!!!

そりゃそうだよ。それが一般的だよ。しかも双眼鏡に大阪バッファローズってしっかり書いてあるよ。

わたしこの掛け軸みたいな人になるのが夢だわ~。

それ猫だよ。猫村ねこさんだよ。しかも家政婦だよ。

違う!この悟りきった感じ。分からないかなぁ~。ふぅ。あら!やっぱり朝はティーよね~。ティー。

何飲んでるの?

ホウジティーよ。

ほうじ茶でしょ。

ノン、ノン、ボーイ!

誰が少年やねん。

※Bon appétit !(ボナペティ)=どうぞ、めしあがれ!

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デジタルとアナログ

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ヨチュオさん。いつも使ってるメーカーの印画紙がどこにもないのです。

えーっ!それじゃあ、写真を手焼き出来ないじゃない!と大慌て。せっかくの写真がプリントされないことを避けるべく、片っ端から思い当たる業者に電話して、在庫状況や、輸入のことやら、納期のことなど聞きまくる。直前にドタバタするのは毎度のことだから慣れてはいるけれど、カタチにならないということは今までなかったので、ネットも酷使して探しまくる。デジカメ全盛時代を迎え、ヨシコが愛する銀塩モノクロ時代の商品はどんどん消えているのだ。

二日間、結局どこにもなくて意気消沈。そして今日、仕事が終わって自分の足で探すことにした。するとある量販店の片隅にヨシコ愛用の印画紙が少し残っているではないか。サイズも完璧!あれだけ東京方面に問い合わせたりしたのに、さらにはこの量販店にもヨシコが電話で在庫を聞いて「ありません」と言われたのに!やっぱり自分の目と足で求めることが大切なんだなぁと、印画紙片手に帰宅するのです。

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かじる比良

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よー!兄弟。今日は野ネズミの鞍馬天狗こと、チュチュオ・セカチノフが比良を案内するぜ。どうやら「かんじる比良」っていうイベントが4月12、13日に開催されるらしく、一足お先にちょっと「かじる比良」ってのはどうだい。でも比良の古老の御前では気をつけろ!イベントって横文字を言っても通用しないぜっ。きちんと正しい日本語でご挨拶すること。野ネズミ社会でも当たり前のことだからなっ。

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そして出来るだけ電車で来ること!玄関横にいるこの白いネコに食べられないようにしながら、駅前にある「ほっとすていしょん比良」に潜り込むんだ。中にはそれはそれはおいしい地元の食材を使った素敵な料理が待ってるぜ!そうだなぁ、オイラはあの憎き白いネコの横に生えているローズマリーの香ゆたかなコロッケが大好きだ。豆カレーで溺れるのもいいねー。何よりもお店のご婦人方が最高なんだ。でも人を見た目で判断するんじゃないよっ!電話の着信音はEXILE(エグザイル)なんだぜっ!

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えっ!?琵琶湖も見てみたい。しょうがないな~。あんまり行きたくないんだよねー。季節によるだろうけど、水鳥がいっぱいいて、食べられるんじゃないかと心配なんだけど、比良駅から歩いてすぐに行けるから、夏なんていいんじゃない?

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今は菜の花が咲いてるぜ。雪の中で咲く菜の花も良かったけど、やっぱり天ぷら・・・、いや、青空の下でキラキラ輝く黄色がいいよな。比良は自然もいっぱいでのんびり。そんな時は音楽でも聞きたくなるだろ?前回はコスモスの中でヨシ笛が聴けたんだけど、今回は12日の朝から西福寺で楽しいコンサートがあるから、足をのばすんだぜ!

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ゲッ!あの2人はどこにでも現れるんだ。どうもご主人が干し柿が好きだけれど、トマトらしいトマトは嫌いだというあるギャラリーの方らしい。情熱の台風に巻き込まれるから気をつけろ!でもここは百間堤と言って、それはそれは比良の歴史を語る上で外せない場所なんだぜっ!えっ!?場所も何かも分からない?そんな人は比良の歴史ハイキングと名をうって、13日の朝から比良の古老に案内してもらって説明を聞くように。今日、チラッと聞いたんだけど、本当におもしろい(古老が!)。でも古老はカタカナ苦手なのにハイキングって言うんだ。

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おもしろいといえば、ドロッドロッで散歩するマルチーズを見たぜ。しかも飼い主さまは車だから全力で比良を散歩しているんだ。比良は豪快だぜ!だってよー。昔は、馬に乗って比良を散歩していた方がいるんだから!今日、憧れのその方とお話させていただいたが、最近は犬の散歩を車でされるそうで、2回ほど轢いたことがあるし(もちろん無事だぜ)、一時はアンゴラウサギ200匹も飼ってたんだ!

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そんじゃあ、山にでも行こうかい。比良は湖と比良山系に挟まれ、両方の自然を満喫できる土地柄なんだ。でも土地が砂質で粘り気がなく、よく水害に見舞われたんだってよ!でもその代わりに花崗岩が採れるから、昔は石を切り出して、湖から百石舟で運んだもんさ。今でもその名残はあって、比良を歩いていると長い石が家の塀に使われていたりして、本当におもしろいぜっ!

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イン谷口から少し入ると壇陀坊遺跡がある。石積みが残っているのだが、今日は鹿や猪の足跡も雪にいっぱい残っていて野生の領域だったなー。一匹で来たので静けさの中、鳥たちの声に耳をすませ、のんびりできたんだが、詳しく聞きたければ、歴史ハイキングがオススメだっ!

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おっと、まったりし隊とか言う二人が、こんなところまで登ってきたぜ。やつらに捕まるとやっかいだから、ここは逃げないと。へへへ。倒木の影が逃げ道なんて、やつらは気づくまい!逃げろ、逃げろ~!

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ボッチャーン!!えーっ!!その先は比良川だったのー!ドボンしてしまったじゃないか~。雪解け水が冷たすぎるー!!助けて~!

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ゲホゲホ。何とか湖に出る前に川から抜け出せたぜ。おっとここは湖畔にある福田寺。手前に公園があるからすぐに分かるし、門の上には逆さの狛犬がいるぜっ!でもオイラは両脇のモモが好きだなぁ。今日、住職にお話を伺ったんだけど、元々は壇陀坊にあった寺がおりてきて、ここにあるそうだ。当日には比良にゆかりのある作家・職人の作品が集まるから、今から要チェック!

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そろそろ我が家に帰らないと。そんな気分になっても大丈夫。今回は宿も温泉もいろいろあるから、二日間、満喫して帰ってくれよなっ!さらには「ボニーブルー コンサート in skog」と題して、ギターとマンドリン演奏もギャラリーskogで開催されるし、しかも夕飯つきなんだから、主婦には嬉しいニュースだぜっ! 

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ちょっとアンタ、どこほっつき歩いていたのよ!まぁまぁ、そんな事言うなよ。牛のようにのんびりしようぜ、ヨチュコ。他にもいっぱーい楽しい場所と人がいるから、今から待ちきれないな~。それじゃ、皆さん、待ってるぜっ!オレたちにも会いに来てくれよなっ

チュチュオ

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ちょっとピンぼけの日

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かんじる比良2008の準備のために比良のほっとすていしょん比良へ。黄色の花を持ったおじさんが現れ、お店の方に手渡している。あらー、綺麗だわ~。この高さに置けばわたしの顔が隠れてとてもいいわ~。そんな風景を隠し撮り?の名手ヨシコが逃すはずは・・・ある!

今日は長年の愛器Canon Ftbの操作が非常に遅いのである。久しぶりのマニュアルカメラの出動らしく、やれピントやら露出やらの操作がおぼつかないのだ。本人はそれがとてもおかしいらしく、ゲラゲラ笑いながら、すぐに感性を取り戻すから大丈夫!今日はピンぼけの日になるからご心配なく!と言う。いやいやヨシコさん、何を言ってるのかね。大問題だよ。

おはぎを持ってお店の方がせっせと動く。あとは抹茶のパンと、抹茶の・・・、あと何やったけな?と、朝のお店の喧騒を隠し撮り?の名手ヨシコが逃すはずは・・・ある!

あっれ~?フィルムが巻けないよー。カメラ、潰れたのかな~?あっ!もう巻いてた。あれ?どっちに回すか分からん、ピントもあわん。今日は危ない日になりそうだ!と豪快に笑う。いやいやヨシコさん、何を言ってるのかね。大問題だよ。

あっ!マクロレンズ忘れた。あっ!雨降ってるのに雨カバー忘れた!だって天気予報は晴れやしー。あっ!望遠レンズ忘れた!だって望遠ってピントがボケるし~。何よりもお腹すいたな~。いやいやヨシコさん、何を言ってるのかね。アナタの思考がボケているのだよ。

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ちょっとヨチュオさん。アナタで練習させておくれ。あら!30歳を越えて、皺(しわ)が増えたわねー。(パシャ!)そう言うヨシコも増えたでしょ。いやいや、私はいいの。この米粉きな粉ドーナツ食べようっと。あっ!!これおい皺(しわ)~。(パシャ!)あっ!ヨチュオさん鼻なが~いっ!ワハハハハー!(パシャ)いやいやヨシコさん、何を言ってるのかね。ほっといてくれたまえ。

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そして貴重な味噌作りの現場へ。ヨシコもせっせと写真撮影。さっそくヤマカワさん、サワ代表とワハハハハー!(パシャ)どうしよ~。めっちゃ美人に撮られたら、またお嫁に行かんとアカンわ~。ワハハハハー。(パシャ)子どもは味噌作りのようにはいかんで~。ワハハハハー!

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新しいライフデザインを求めて

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クロテンは自分の足跡をまた歩く習性があるから、そこに猟師は罠をしかけます。

今日は「新しいライフデザインを求めて」という民博公開講演会に行ってきました。そういう日に限って仕事が遅れ、走りに走って会場に着くととヨシコも含め、すでに400人満員。すでに極東ロシアの沿海地方に暮らすウデヘと呼ばれる人々のお話が始まっていたのです。

今回はデルス・ウザラーが生きた世界を知りたくて参加したのですが、とてもおもしろく、またお話くださる佐々木教授がうれしそうにお話するので、こちらも嬉しくなってくるのです。(きっとウデヘの人々のことを本当に好きなんだなぁ。)

そのウデヘの人々は伝統的な罠猟をするが、もちろん近代的な銃やボートもガソリンもどんどん使うそうです。また彼らがビキン川流域の天然林を今でも大切に守り抜いているのは、いわゆるエコ的な考えではなく、ただ猟で生きていく上に必要だったということと、森は神聖な霊的な存在がいる場所であり、彼らのアイデンティティに関わることだからである。(彼らの居住地域は驚くほど小さく、大部分が豊かな森なのです)そんな伝統と近代というバランスを見事にとっているウデヘに今や興味津々。

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引き続き、鈴木教授のアーミッシュのお話も分かりやすくおもしろいものでした。彼らはアメリカに住みながら独自の信念や、日常の規則であるオルドゥヌングを守り、現代文明に批判的でTV、PC、電話を使わず、高等教育を受けず、非暴力主義の主張から戦争にも反対している。車も乗らない、写真も嫌う。そして外の変化に対し何度も検討を重ねオルドゥヌングを変更しながら、今やどんどん繁栄を続ける人々なのです。

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21世紀のライフデザインは、ウデヘの人々の事例にしろ、アーミッシュの人々の事例にしろ、自分で「選ぶ」ということ。「選ぶ」ということは他方を「捨てる」ということにもなるが、その時その時「選び」ながら「捨て」ながら、自分たちを守って来た歴史がある。また厳格なアーミッシュの人々のおもしろいところは、子どもたちを彼らの文化で最初から囲うのではなく、散々アメリカの文化に触れさせながらも、最終的に子どもたちに選ばせるのである。(今でもその8割がアーミッシュとして生きることを選択しているそうです)

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選ぶという言葉を聞いているとまた針畑郷を思い出した。限界集落と呼ばれる地域に根ざした若い力は、都会的な便利さを捨て、かの地を選らんだ人々だ。ビッグイシュー90号を読み、さらに針畑郷への想いがつのる。そして日本は今や人口が減りだしている。さらに外国の木を散々切っておきながら、国土の3分の2は森である。人々がいなくなったところに野生が進出するのは早いという。各地のニュータウンがゴーストタウンになり、いずれ野生の世界となるならば、その時必要な知恵は針畑郷のような所に住む人々の中にこそヒントがある。その古来からの知恵を継ぐには、あまり多くの時間が残されているとは僕には思えない。

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それぞれの時間

今日は定年退職される同じ課の方の送別会があった。勤続35年。私が今まで生きてきた時間よりも長い間働いてこられたその時間は、想像をはるかに超える。積み重ねてきた時間。ただ、ただ尊敬の気持ちがわいてきて、毎日会ってるのに違う時間を生きてきたんだっていう何というか不思議な感覚でした。

同じ時間を自分に当てはめて想像してみた。とても長くて短い時間。時の流れを感じながら、前を見たり後ろを見たり、過去と未来と、そして今を生きていく私たち人間の不思議。

私はどこへ向かっているのだろう。なんて考えてしまった。

ヨシコ

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春の気配

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アウストラロピテクスだよ。

風邪をひいてしまったヨシコが突然、人類の進化過程である猿人の名前を言い出したので、どういう意味?と聞くと、

さよなら人類って意味だよ、と言う。

大丈夫。少し風邪をひいただけだから、カラダを温かくしてゆっくりすればいい。布団で寝ては、起きたりして。でもどうやらお腹が減ったようで、散歩しながら食料を買いに行こうと言う。弱った筋力を回復するためにものんびり歩いて、渡り鳥の池を過ぎ、大きなサクラの木のところまで。するとヨシコはうっとりとした声で、あぁ、ヨチュオさん。あと一月もすればこのサクラは満開ね。きっと綺麗だろうなぁと言う。そうだねー。花見でもしたいねー。そしてヨシコはまたうっとりしながら言う。

私たちがこの土地に来てもうすぐ一年になるねぇ。あと半年で。

いやいや、ヨシコさん。言いながら気づいているとは思うけれど、まだ半年だよ。うっとりするには早すぎるよ。

そうこうしているといつものお店へ。すみませーん!醤油6個と、塩12個くださーい。お店の人が最近どうですか?と聞いてくる。ヨシコはどうも風邪をひいちゃって、固形物は無理だから「たこ焼き」にしようと思って、わははははー!!と笑う。

いやいや、ヨシコさん。そうだったの?トロトロとした「たこ焼き」も立派な固形物だよ。うっかりするには早すぎるよ。でも結局、たこ焼きはあまり食べれなくて、玄米菜食。目覚めた顔はすっかり春の気配です。

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