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日野の農家はバラの香りがするのだ

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エコエコ家族ですねー!

近江鉄道で日野駅に降り立つと、針江で知り合った日野町の観光課のKさんが迎えに来てくれた。自動車のない我が家は、いつも電車で移動していることを知って、日野までの電車時刻を調べてくれるほど細やかな人なのです。近江鉄道はガタゴトと情緒があって、トンネル内は減速、切符も懐かしい紙キップで、思わずニヤニヤしてしまう。

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ヨチュオさ~ん。こっちですよーっと、ヨシコが大はしゃぎ。今日は参加者が、日野の各農家に民泊し、農作業のお手伝いをするという企画があると知って参加。僕たちは、これまた針江で知り合ったUさん宅へ。小春日和の中、ジャガイモを植えに畑に向かいます。

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今日は男爵とキタアカリを。種イモの切り方をUさんから学び、せっせと準備。そして種イモに灰をまぶすことで、腐りにくくするのです。

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畑を耕す。子どものころ、家には畑があったので久しぶりの鍬仕事。サクッサクッという音をたてて、表面の乾いた土が下の土と混ざり合う。30cmごとに深めの穴を作り、そこにヨシコが種イモを植えていきます。夕陽がキラキラとしていて、本当にのどか。目の前に新しいトンネルができたことで、町との距離は近くなったけれど、雨が降る前に必ず来るサルたちが、あまり来なくなったとか。種イモに土をかぶせ、カラスの食害も防ぐために籾殻を撒いていきます。

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ジャガイモ、ほうれん草の種まきを終え、今度は椎茸の菌を木に埋め込んでいきます。ドリルで原木に穴を開け、そこに埋め込むのですが、となりのおばさん(Uさん宅お隣歴60年!)が、こんなもん、木が早く腐ってしまうぞと大笑いするほど、一本の木に穴を開けてしまいました。こんなにも囲っているのに、小猿がスルリと入って椎茸を親猿に渡して盗んでいくんやと、近所のおばさんの栽培所を見せてくれました。そのとき少し山に入ったのですが、おばさんはものすごく早い足で、タタタッと駆けていく。そしてこの木から椎茸が収穫できるまで2年かかると聞き、いつも食べている椎茸のありがたみを知るのです。

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久しぶりに土を耕し、種を植えると、今度は収穫が楽しみになる。今回の農業体験は、やっぱり田舎に住みたいなぁという気持ちをまた高めてしまった。食べることが大好きだから、自分で食べるものぐらい自分でつくってみたい。何よりも家族で自然の中で作業するということが、例え重労働であっても、とても楽しいだろうと想像してしまうのです。

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そしてUさん宅のお父さんは粋な方。自宅をバラの花いっぱいで迎えてくれる。(リビングから、トイレ、何と浴槽の中まで!お歳暮もバラを持っていかれるとか)そして地域の歴史が大好きなので、夜遅くまでお話をすることになり、帰宅された娘さんたち共々、本当にお世話になりました。何よりも全員で和気藹々とつくった晩御飯のおいしいこと!皆さまもぜひ、日野に。

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