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山崎の戦い

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ちょっと走ってきます。

山崎の駅を降りるまで何にも考えていなかったのだが、目の前にまっすぐにのびる山への道、足元に先日買い求めたトレイルラン用のシューズ。それを見るなり、ムズムズと悪い虫が騒ぎだしたのだ。

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ヨシコを大山崎山荘において、山道を走り出す。山頂までは登山地図で見ると40分なので、走ればもっと早いだろう。夏の暑い日ざしは木々によってさえぎられ、心地よいのだが、普段からトレーニングしているわけでもなく、またお盆でさんざんアルコールを摂取したカラダから、すぐに大量の汗が出る。いきなりの急登に、お尻がプルプルと震え、また酒解神社まで続く階段の幅が、短足なボクの歩幅に全然あわず、ちょこまかと駆け抜ける。2kmもないであろう片道だが、とにかく辛い。

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息を切らして鳥居を抜け、展望台に出る。そこから眺める景色は、山々の間の狭い土地に、京阪をつなぐ様々な交通網がひしめき合っていた。そこから竹林に入ると、いくらか平坦な道となって楽になる。それにしてもこの天王山はトレイルランにはむかない山だ。なぜなら気になる史跡がいっぱいあって、十七烈士の墓や、国の重要文化財である神輿庫、三社宮に祭られた天照大神、月讀大神、蛭子神など横目で走れるだろうか。どうしても立ち止まってしまうのだ。

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標高270mの山頂にたどり着くと、誰もいない。スポーツドリンクを飲みながら、吹き出る汗をぬぐう。髪形は山崎の戦いのごとく、落ち武者状態である。ヨシコにメールで連絡すると、大山崎山荘でのんびりお茶を飲んでますとのこと。さぞかし千利休と秀吉さながら優雅なことであろうと、サルのごとく急ぎ下山する。

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さてさて山を駆け下りるほど怖いことはない。砂利道の上に落ち葉があるような斜面など、滑ってくださいねと言っているようなものだ。登りですれ違った何人かの登山者を、くだりながら追い抜いていくのだが、おっ!兄ちゃん、元気だねー!と応援してもらうも、本当は足を止めたくて仕方がない。恐るべし、トレイルランという競技。(※登山をするような規模・深さの山を、ランニングで走り抜ける競技。)体力と見栄の勝負なり。

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顔を紅潮させヨシコと合流。ヨシコよ、優雅に何をしていたのかね。冷たい紅茶を飲んで、お腹が痛くなった。あっそう。それほど優雅でもなかったんだね。それにしても走ったあとのビールがこれまた最高である。走ることは生活習慣病の予防にもなるし、楽しいのだが、ビールを飲みながら、これは生活習慣病の促進剤でもあるなぁと、よく分からない感慨にふけるのだ。

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