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夏の夜の夢

Hanabi

早々に退社し、家に戻ると、ヨシコがビールを買って待ってくれていた。闇が静々と忍び寄るころ、家々の間を轟音が反響する。花火だ。

小さな路地裏から見上げる花火は美しい。心地よい夜風とともにのんびりと眺める。地域の子どもたちも「きれーい!」と叫んでは、小さな瞳をキラキラとさせる。ガードレールをくぐって、ひとりの男の子が手作りの団扇片手にやってきて、花火を見ているかと思えば、全く違う方向を見てハッ!と気づく。

お母さーん!

あそこにお化けがいて、目をつむってるー!

お願いだから、花火だけ見て。

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