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アン・サリーとピスコ・ロック

ann

のってるかーい!

今日は、お腹が減ったとヨシコは干し芋をかじりながら、ポートアイランドへ。最近まで大阪南港で働いていたので、埋立地独特のどこか寂しい空気がある。しかし、アン・サリーのライブは温かく、マイペースなMC(演奏の合間に演奏者が話をすること)と歌声を堪能。それをささえる笹子重治(ささごしげはる)さんのギターが大好き。はじめて大阪で目の前で見たときにはあまりの凄さと、その人柄が出ているような音色に腰が抜けましたが、今回も楽譜を見て弾くときと、見ないでノリノリで弾くときのギャップが最高で、ますますファンに。ヨシコは相変わらずすぐに感涙。

そしてスウェーデンのソフィア・カールソン。そのトラッドな音色に会場は静まり返る。メンバーが覚えたばかりの日本語でMCをするとき、笑いあり拍手あり。つくづく意思を伝えあえる言葉というものは、大切だなぁと実感。

焼酎ロックが好きです。

グスタフ・ユングレン(ギター&サックス)の、この日本語MCには参りました。そんな彼にソフィアは「彼が今、日本語で何て言ったか分からないけど、どうせ馬鹿なこと言ったのでしょ?」とメンバー同士も和気藹々。そして最後はアン・サリーと、ソフィア・カールソンによる「オーバー・ザ・レインボー」。そのハーモニーにカラダがとろけてしまいます。

ann

さぁ、こちらもとろけましょう。

2年ぶりに訪れたのは、南米チリ料理「グラン・ミカエラ・イ・ダゴ」。この店の味が忘れられなくて、せっかく三宮に来ているのだからと足を運ぶ。魚介のブイヤベースにコリンアンダーをたっぷり、レモンもしぼっていただきます。牛ひき肉がおいしいミートパイに、ホタテとエビのセビチェ(魚介のマリネ)。トマトで煮込まれた鶏肉のおいしいこと、おいしいこと。このトマトと豆の組み合わせに、10年前旅したメキシコを思い出す。

ロサンゼルスからメキシコのカリブ海まで陸路で旅していたころ、お金にとぼしい中、タコスの屋台に顔を出す。たしか2ペソ(20円)ほどで、トウモロコシの生地(トルティーリャ)を5枚もらう。そして目の前の数ある食材を生地にはさんでタコス5個分を食べるシステムなのだが、若くお腹が減っていた当時、トルティーリャに食材をはさんでは、その食材だけをこっそり食べて、またそのトルティーリャを使うという、まぁ何とも恥ずかしいことをしていたもんだ。そのときに好きだった食材が、トマトと豆を煮たソースだった。

ann

ボクたちの机の周りには、若い学生さん。聞こえてくる会話は、タイやトルコへの旅と、異国情緒に溢れている。その言葉ひとつひとつに、こっそり反応しては、ヨシコと訪れたバンコクはカオサンの安宿、カンチャナブリで何万というホタルの光につつまれた夜のこと、カンボジアとタイ国境での事件など、心の引き出しからスルスルと引き出されていく。

さらに心の旅を煽るはこの店のオーナーの豊かな歌声。今日はずっと音楽と食に触れられる1日なのだ。そして口元に運ぶこの無色透明のお酒ピスコはアルコール度数、35度。ピスコとはペルー先住民の言葉で「鳥」の意味があるとか。ロックで飲んでいると、心のみならずカラダにも羽が生えてくる。最後に微かに香るマスカットの風味をかみしめながら、ヨシコと毎回同じ会話を。

おいしい、おいしい、おいしいね。

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コメント

11/3~11/9まで新宿のヒルトンでチリ料理が味わえるフェアをやるのでそこでチリ料理を体験してこようと思ってます。
グラン・ミカエラ・イ・ダゴには、以前から行ってみたいと思ってるのですが、なかなか行けずでして…
フェアでは、ワインやチリの音楽も堪能できるようなので楽しみにしてるんです。

投稿: かれん | 2008年10月30日 (木) 12時46分

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