« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月

魚屋道

Totoyamichi1

これは非常に恥ずかしい。

ボクは今、有馬温泉、金の湯にいる。すぐにのぼせてしまう体質なので、温泉とは疎遠だったが、はるばる山を越えて来た今日は、喜んでいただくつもりだ。しかし、慣れないことに挑戦すると失敗がつきもの。急いで脱いだはいいが、何を思ってかズボンから脱いでしまう。初冬の山装備、着込んだ上半身に、裸の下半身。これでは変態である。全裸に靴下よりひどい。ボクはあわてて上着を脱ぎだした。

Totoyamichi2

さて、それより6時間前。朝日とともにヨシコに見送られ、甲南山手に降り立つ。本日の目的は魚屋道(ととやみち)。魚屋道とは、神戸の海辺近くの魚屋さんが、毎朝とれたての魚を六甲山を越えて有馬温泉まで運んだ道なのだ。リュックの中にはもちろん、めんたいこ入りのオニギリ持参。海産物?でございます。

さてさて、さすがに11月末ともなると肌寒いが、森稲荷神社を越え、魚屋道に入ると、汗が吹き出てくる。TシャツにIBEXのメリノウールだけで十分。しかもグレゴリーのリュック、z30のStream DTS サスペンションの優れた通気性のおかげで、背中の汗も見事に蒸発、快適な登りとなる。標高10mから300mまで一気に登り、蛙岩。雲ひとつない青空がただただ美しい。山はすっかり冬の装いで、落ち葉を踏みしめる。朝日をさえぎる鬱蒼とした森を抜けると、そこには風吹岩が待っていた。

Totoyamichi3_2

風吹岩に着くと、何人かのハイカーがいる。それまで誰にも会わなかったことを考えると、皆は高座ノ滝から登って来ているのだろう。眼下には大阪湾が光り輝いている。そこでのんびりしていたいところなのだが、本日の目的地はまだ先なのだ。

Totoyamichi4

そこから雨ヶ峠まではゆるやかな登り。途中、ゴルフ場の脇を通ったり、シシよけがあったり。また小川が流れているのだが、汚染がひどくて飲めませんの看板。最近通いつめている「比良の川の水は飲める」ということがいかに素晴らしいことか実感する。

Totoyamichi5

雨ヶ峠から本庄橋までは、東お多福山経由でヨシコと歩いたことがあるが、季節が違うので、新たな表情を見せていて飽きない。そこから七曲の登りが意外と疲れる。息を切らしながら江戸時代から続く一軒茶屋に着くと、突風でぶっ飛びそうになる。疲れて頂上ではなく、六甲山の車道に出るというこの現実。普段着の老若男女が戯れている姿を見ると、この苦労が少し悲しい。一番茶屋から六甲山山頂までは5分ほど。標高931m。この山頂碑を見ていると、どうも「六甲山山頂、臭い(931)」と読んでしまう。

Totoyamichi6

はぁぁ、ええ匂い。

クッカーで温かなスープをつくり、めんたいこのオニギリを頬張る。それにしても山頂で食べる食事というものは格別である。体の中からエネルギーがわいてきて、中から温まってくる。いつもなら聞こえるヨシコの「おいしいーっ!」という叫び声がないことだけが残念だが、雲ひとつない澄んだ空が本日のご褒美。

Totoyamichi7

六甲山山頂は、ススキの野原。神戸の街を見下ろしながら、一軒茶屋へと戻り、そこからいよいよ下りとなる。正午を過ぎると風が出てきて、手袋をしていない手を容赦なく攻め立てる。そんなことは今のボクには苦にならぬ。もう頭の中はアレでいっぱいなのだ。

Totoyamichi8

ビール!ビール!キリン!ビール!ぐびぐび!ビール!冬でもビール!

ボクの右横をトレイルランナーたちが走り去っていくが、それよりも早くボクの心は有馬温泉のビールに飛び込み大合唱。しかもゆるやかな下りだから、知らず知らずペースも上がる。次第に雲も出て来て、森が薄暗くなったり、まばゆく輝いたり。それはまるで森全体が呼吸しているようでもあり、思わずシャッターを切る。ふと、ヨシコならこの山でどんな発見をしただろうかと思う。きっと誰も気づかないような小さなものまで発見していたことだろうなぁ。

Totoyamichi9

登山道で、ひとりのおじさんに出会った。おじさんはこの山奥で、皆が安心して通れるように、木と石で階段を作ってくれていたのだ。聞くと、このあたりは滑りやすいらしく、それを未然に防ぐためだとか。そのまま下るボクの背後から、鳥のさえずり、木々の揺れる音に混じって、いつまでも彼が打ち続けるハンマーの音が木霊のように聞こえてくる。本当にありがたいなぁ。

Totoyamichi11

虫地獄の石碑を過ぎ、さぁ、ゴール!と有馬温泉に一歩踏み出すと同時に、着信音。見ればヨシコからである。なぜ、今ちょうど下山したと知っている?電話の向こうでケケケと笑うヨシコの声を聞きながら、どこかに隠しカメラがあるのではないかと探してしまう。恐るべし、ヨシコの勘。早々に電話を切って温泉へ。

なんじゃこりゃああ!!

金の湯のお湯の色を見てびっくり。何と、味噌汁色なのだ。これは非常に旨そうである。思わず飲みたくなる衝動をこらえながら、冷えた体を温泉であたため一息つく。ふえるワカメちゃんになる前に退散。売店のおばさんに、キリンビールを頼み、大?小?と聞かれたので、大!と答えてしまう。味噌汁の温泉から、今度は小麦の海へ。この世の桃源郷とはこのことなり。隣ではおじさんが、ありまサイダーを飲んで、「カーッ!!!」と吼えている。そんな大げさな。これはおもしろそうだと、ヨシコのお土産に一本もらう。

Totoyamichi13

ヨチュオさーん!お帰りー!お土産ー!

はいはい、そう急かさない。ちゃんと買ってきましたよ。有馬の温泉水が配合された美肌石けんと、ありまサイダーを渡す。そして今晩は、魚屋道を踏破したということで、ブリしゃぶで締めくくる。出汁に薄切りのブリをさっとくぐらせて、大根おろしとポン酢でいただく。ヨシコは、ありまサイダーの栓を抜いて「カーッ!!!」と吼えた。やっぱり炭酸がきついらしい。

Totoyamichi12

たまにはひとり旅もいい。その時には土産話もたっぷりと用意すること。するとその1日が互いに知らない話をあわせることで、2倍も3倍も楽しくなる。明日、体の節々が痛くなる予感を覚えながら、再び湯船につかりながら思い出す。

それにしても有馬のあの像は、ヨシコに似てたなぁ、と。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

陽だまり

Airkon1

コリコリの~♪ホルモンが~♪食べたい~♪

ザッハトルテの「雨宿り」という曲にあわせてオリジナルの歌詞を歌うヨシコは、陽だまりの中にいる。夏は赤道直下、冬は北極になるこの家に、本日とうとうエアコンが設置されるとあって気持ちが高ぶっているようなのだ。

ほどなく工事のおじさんたちがやってきて、手際よく設置してくれる。試しに起動させてみると、やはり暖かい。今宵から家でダウンや丹前を着ることはなくなるだろう。

Airkon2

さて我が家にやって来たエアコンだが、人間とは中々日々の習慣が抜けきらぬものである。エアコンを全くつけず、太陽の動きに合わせて座椅子を移動し、暖をとる。咽喉も渇かず、これが一番暖かい。窓の外には街路樹のイチョウたち。ヨシコの胃腸も調子が良いようで、ヨチュオさん、焼肉を食べに行こうと元気いっぱい。まぁ、あんなオリジナルソングを歌っていたのだから、自己暗示にでもかかったのだろう。さぁ、参りましょう。

Airkon3

そんなこんなで演歌と競馬新聞が似合う行きつけの店で、昼間から肉を焼く。上バラ、上ハラミ、てっちゃん、上ミノ。甘い肉の香りを前に、ヨシコは破顔一笑。そしてここの冷麺は最高なのだ。

Airkon4

その後も家で必要なものを買い、帰宅する。

ヨチュオさーん、これ新しい食器洗剤ね。いつも洗い物してくれてありがとう!そしてね、もうひとつ新兵器登場!

じゃじゃーん!

食器洗剤のいらないスポンジでーすっ!

ヨシコよ、その矛盾に気づいておくれ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

GR DIGITAL Ⅱ

kanjiruhira

これは楽しいぞ!

普段愛用しているオリンパスのカメラは防水・防塵・耐衝撃と、アウトドア派かつカメラの扱いが非常に悪いボクの相棒として大活躍しているのだが、一長一短、起動が遅く、シャターチャンスを逃すことが多いのだ。写りを優先して一眼レフのカメラにしても、山などでは荷物になるだけだし、小さくて、起動が早く、写り良しという贅沢なカメラを探して出会ったのがGR DIGITAL Ⅱ。単焦点、広角28mm、望遠ズームなし、手振れ補正なしと必要最小限だが・・・。

それだけで良し!

これは余分なものを取り除いた男前なカメラなのだ。

kanjiruhira

その男前を実際に使ってみると、非常に興味深い。ズームがないので対象に近寄る楽しみ、起動のよさからスナップ写真にも最高だ。何よりも、ただ押すだけでも美しく撮影されるレンズの良さにびっくり。広角だから山の風景にも良し、コンパクトなデジタルカメラでこれだけ写れば、十分なのだ。色々と撮影したいボクの心を知ってか、空にはヒヨドリ、散歩道にある蓮の池には、アオサギ、そして野良猫がゆうゆうと屋根の上を行く。撮影したくなる登場人物には事欠かぬと、シャッターを押す。するとそこには被写体と自分との距離感が、素直に写し出されていくのだ。

kanjiruhira

近くの神社にお参りもかねて、ヨシコと散歩。すると夏の置き土産がそこにはあった。十年以上も土の中で着たであろうその殻のように、このカメラも大切に使っていこう。その後、妹と合流して、秋の京都の味覚を堪能。本日は京野菜の天ぷらと、日本酒。

それだけで良し!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

どら平太

Hibi1

となりの酒屋さんの子犬がみるみると大きくなっていく。

最近、生まれたかと思えば、すでに腕白盛り。生まれたすぐからヨシコは触っているので、子犬たちは、すぐに寄ってくる。今日は天気も悪く、家でのんびりしよう。そう思っていても、体がうずうず。何故かふたりして大掃除を始めた。どうも週末旅行ばかりしてきたので、家の中をスッキリとさせようという魂胆なのだ。

掃除をすると、心もスッキリする!

ヨシコはそう言いながら台所周りを。ボクは家にあるもので一物多様、断熱したり、収納をより良くしたりと、冬の準備。最近の政治と違ってテキパキと綺麗にしながら、はぁぁ、誰か「どら平太」みたいな政治家はおらんのかねと、昨日見た市川崑監督の映画を思い出す。

「悪銭に頼っていては、お城の台所は肥えても、暮らすもののこころは豊かになりません。だいたい物がありすぎるのがよくない。何事もほどほどが良いのです。武士も町民も本物の豊かさを求めて生きる力が育まれれば、お家は安泰、領民は万歳です」

ひょうひょうとしながらも汚職をスパッ!と男の心意気で綺麗さっぱり両成敗。そして役目が終わればさっさと辞してしまう町奉行。先月から「剣客商売」も読み続けているが、池波正太郎が描く秋山小兵衛のような粋な剣客でもよい。

それにしても溜まった埃をチリトリからゴミ袋へ放り込むことの、気持ちよいこと。そんな想いと一緒に心もスッキリなのだ。

Hibi2

でかーいっ!

家の前の八百屋に行くと、お化け白菜がゴロゴロ。キャベツも人の頭ぐらいあってズッシリと詰まっている。八百屋のおじさんは、ほれ味見してみ、と蜜柑を剥いてくれる。とても甘くて最高だ。そして奥から紫色の大根を出してきて、これ農家もわしも分からんけど、置いてみるんやと笑ってる。

そして文化鍋から炊きたてのご飯を茶碗へ。そこに辛子明太子を一本のせて、焼き海苔をまぶす。アクセントに大根の葉を刻んでかけて、そのままカッ!カッ!と頬張る。これだけでいい。旨い!

食べ終えそのままゴロリと壁にもたれてある地域史を読み始めると、「わきまえ」という言葉に出くわした。掟や規則ではなく、自分でその行為の意味を理解し、内面から生まれる規範意識。今の日本に必要な言葉だなぁと思いページをめくるボクの横を、ヨシコは急いで洗濯物を外に運び出す。あれ?今日は雨なのにと思い窓から外を見る。雨雲と雨雲の隙間に広がる抜けるような青。我が家の「どら平太」、ヨシコはそれを見逃さない。

干された洗濯物の下、比良のプチトマトがいつまでも実をつけている。そのすぐ横にはいつかヨシコが食べたビワの種が、冬を前に芽吹いていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

知らなかったのよ

知らなかったのよー!

丑三つ時にヨシコの寝言。自分の寝言の大きさに驚いて起きたヨシコ、夢の経緯を10分ほど説明しだす。全部書き出すと長編小説になるので簡略化すると、どうもタイ料理にボクとふたりで行く約束をしていたのだが、会社が終わると掃除があったらしく、約束の時間に遅刻し、夢の中のボクに向かって「掃除があるなんて知らなかったのよー!」叫んだらしい。

夢の中だから良かったねと、再び夢の中へ。

kanjiruhira

知らなかったのよー!

バランスの良い食事を求め、梅田の健康カフェ~実身美~(サンミ)へ眠い目をこすりながら向かう。あそこはね、開店と同時に入らないと食べられないのよ!とヨシコは息巻いている。遠くに見えてくると、誰も並んでいない。ヤッター!わたしが一番乗りよー!と喜ぶヨシコの前に張り紙。

本日は定休日です。

泣き崩れるヨシコ。

現実だから仕方ないねと、再び雑踏の中へ。

kanjiruhira

比良のモリさんが期間限定マーケット「2008 OSAKA FOOD COLLECTION」にて野菜の販売をされていると聞いて、その場へ足を運ぶ。そこには30年以上にわたって有機農業を続ける岸和田・塔原の新鮮野菜。何がいいって、売り場の人の顔ですよ、顔。そして「奥さん、これ安いですよ!」ではございません。

これうまいですよ!

生産者であり、販売員でもある方に、自信満々の顔でそう言われたら、それならひとつ食べてみようかという気になるものです。これ、わたしが漬けましたと笑顔が素敵なおばさんから梅干を。虫さんもさぞおいしかったであろう。葉が穴だらけ、でもずっしり大根を。そしてモリさんオススメのセロリを。また、いただいたパンフレットに映る農家の人々のいい顔だこと。アナタたちなら、カバンをお持ちでしょう?とモリさんに言われ、さっそく持参の布袋に入れてもらう。帰宅後、そのままセロリをパクリ。

ん!?

うまーっ!!!

これは「知らなかったのよー!」ではすまされない。本日、絶品の味を知ってしまいました。

※食といえば、くま先生。今年も「かんじる比良」のレポート最高ですっ!前編 & 後編

| | コメント (4) | トラックバック (0)

暴走列車

ちょっと、辛子酢味噌の様子を見てきてー。

ヨシコにそう言われ、そんなもの我が家にあったかな?と思いながら立ち上がり、冷蔵庫に向かう。そこには皿に入れられた辛子酢味噌があって、その様子を見る。見たけれどどうしたらいいのだ?

様子を見るって、味見してってことよー!

と背後からヨシコの声。ただでさえ酸っぱいものが苦手なボクに酢味噌の味見をしろといわれても、酸っぱいとしかいいようがないではないか。

はぁぁ、お肉食べたいわぁ。

ヨシコは昼食の準備をしながらずっと言う。カリッカリのガーリックに~、ステーキ。想像しただけでお腹が減ってきたわぁ。台所から小さく聞こえてくるそんな声に答え、

ヨシコよ、現実は大根だよ、大根。

居間で窓からの景色を見ながらボクは大根をひたすらすっている。

何を言ってるの、お肉はないけどねー、心は錦よー!

いや、だからお肉が食べたいと言っているのはアナタでしょ?

あっ、そうでした。

野菜たっぷりの食事を終え、おいしかったね、と終わると思えば続きがあった。食後、ヨシコはしばらくしてお昼寝をしようと布団にもぐりこむ。中々、寝付けなかったのであろう、珍しく携帯電話でテレビを見始めると、そこに映っていたものに過剰反応をし始める。

ホルモーン!!

何を寝室で叫んでいるのだと駆けつけてみると、小さな画面に京橋のホルモン焼きがおいしそうに映っているではないか。ヨシコの心に再び、お肉登場。

はぁああ、父ちゃーん。カルビだよ、カルビ。ハラミだよ、ハラミ。はぁぁ、ステーキ~。

そんな言葉を発し泣きながら眠りにつく。いつもならグーグーという寝息も、心なしか今日はギュー(牛)、ギュー(牛)と言うではないか。

冷蔵庫には野菜のみ。しかたなく着替えて近くの肉屋に自転車を走らせる。昔、肉屋で働いていた経験と量り売りのおばちゃんと相談しながら、おいしそうな肉を選択。焼肉のタレも成分表を見て、これなら問題なしとレジに並ぶも、お客さーん、そのレジもう閉まってまーす、と言われる。よく見ると確かにレジ休止中と書いてある。成分表は見るが、この札を見ないとはどういうことだと思いながら、いそいそと移動する。

帰ろうとすると雨が降り出したではないか。いつも雨が頬にあたると、我は海の子、白波の~と歌いだしてしまうが、よく考えると奈良出身なわけで、海なんてどこにもない。まぁ、海から蒸発した水が降っているのだから、それはそれで良しとしよう。

むくりと起きだしたヨシコの前に、鉄板を広げる。

父ちゃん、もしかしてお肉?

そうだ、お肉だ。黒毛和牛のカルビもハラミも、ハネシタもあるぞ。メインはこれだっ!とばかりにステーキ肉も1枚ドドーンと焼き始める。部屋にたちこめる甘い脂の匂い。ヨシコはすでにフォークとナイフを持っている。ミディアムレアでいただこうと、焼肉奉行の腕がなる。よし、頃合だ。火元調節はヨシコ側にある。

ヨシコよ、火を切って!

オッケー!!!

急いで切り始めるヨシコ。

違う違う、肉じゃなくて、火、火!

えー!だって食べたいもーん。

肉を切りつづけるヨシコにむけて、我が家のスピーカーからハードロック、AC/DCの歌声が聞こえてくる。その曲のサビはこうだった。

暴走列車!脱線したまま突っ走る!

これ、ヨシコの歌だよね?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レッドクリフ

三国志を完全映画化。

そう聞いては映画「レッドクリフ」を見逃すわけには参りません。三国志演義大好き、三国志正史も愛読するわたくし、本日さっそく映画館に足を運んだのですが、こっ、これはジョン・ウー監督の「レッドクリフ」であって誰もが思う三国志ではございません!現代のエンターテイメントでございます。

思えば人形劇三国志が運命の出会い。

細野晴臣さんによるテーマソング、そして川本喜八郎さんの人形。本物の火や水を使った演出。演義、正史を織り交ぜた物語。久しぶりにこっちを大画面でみたい。

最近の映画はCGが多くて、いかにも綺麗に作りました!という感じでどうも疲れてしまう。それに比べ、同じつくりものであるはずの人形のほうが感情移入してしまうのは何故だろうか。さらには昔見たウルトラセブンや、仮面ライダーにしても、よく見れば小さな手作りセットであったり、着ぐるみであると分かるのだが、その世界にドップリ入ってしまっていて気にならない。そう、おかしいと思わないのである。近江八幡でたまたま見た高橋まゆみさんの人形写真集にしても、てっきり本物と思ってしまったぐらい触感も匂いも感じるのだ。

それはやっぱりどんな形であれ、実際に存在しているからだろうなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

かんじる比良(2008秋)

kanjiruhira

うまーいっ!

近所の方に作っていただいたという食事に舌鼓。ここ東籬庵(とうりあん)は食事処「つる」の裏手にある。伝統的な民家建築、おくどさんで炊いたご飯がふるまわれるとあっては、食いしん坊の我が隊が見逃すわけに参りません。

ann

さて比良に着くとバッタ、赤とんぼ、3羽のトンビ、コスモスがお出迎え。何故かほっとすていしょん比良の前に、かじられたサツマイモが転がっている。毎回、開店と同時に、もしくは開店寸前に押しかけてしまって申し訳ないなぁと思いつつ、今日も駅から迷わず直行。

kanjiruhira

里山弁当は無敵です。

重ねられたお重を期待と共に開けていく喜び。比良の旬の食材に、果敢に挑む新メニュー、そして旨すぎる味噌汁。そう、どの月に来ても楽しめるのだ。かんじる比良の期間中はボクの定番、コロッケ定食がいただけないが、お惣菜コーナーに持ち帰れる分があったので、ついつい買ってしまう。北比良のキヌヒカリを細かくひいた米粉のパン(おっと、クリームチーズパンは小麦粉)に、キャラメルのクレープ、ピザ、比良味噌、丁字麩、煮物と何でもござれ。そこに手づくり工房「比良の里」から、おはぎと、みたらし餅が運ばれて来る。はぁあ、そのままこのお腹に納品してください。

ann

そして、おいしい試作品までいただいてしまいました。

ヨシコは「ほっとすていしょん比良、世界一」と言いながら、眼を閉じ、うっとり完食。先月は「日本一」と言っていただけに、とうとうヨシコの世界を制覇してしまったようです。

ann

乗って行きますかー?

のんびり歩いているとネコの家の方(Les Boules レ・ブール)の方が車の中から声をかけてくださいました。前回の比良で焚き火を囲んだご縁ですが、これだから比良にはついつい通ってしまいます。そして今日もテントですか?と言われながらレ・ブールさんで買い求めた手作り石けんは、どうも見た目がおいしそうなんです。嘘だと思うなら、ぜひのぞいてみてください。

kanjiruhira

この景色を見ると、スカーッとする。

そう言う「ほっとママ」と歩きながら琵琶湖を見下ろす。晴れわたる空の下、ショップカードを配り歩かれる「ほっとママ」の車を見送って歩いていると、道に迷われている方に出会う。どうもこの近辺が分かりづらいようで、道案内をしてその方と別れる。他の方々もここがガイドマップのどの番号か分からないようで右往左往されているようだ。明日にでも各参加店にもガイドマップに記載された番号があればより丁寧な案内になることでしょう。

kanjiruhira

去年に引き続き、比良麓湖窯の「きなこ」、ROZ&MARYさんの「ラ・フラン」にご挨拶。小エビとルッコラソースのパスタと、明太子と大根おろしのパスタをいただいたなら、H made Marketさんでパンを。比良の風がサラサラと鳴って、子どもたちと母の笑い声。のんびりとした時間。急いで周る必要がない「かんじる比良」。参加されている方も楽しそうなのが一番です。

kanjiruhira

そして東籬庵へ。お化けのように大きなプチトマトが甘くてビックリ!比良の食材の力と料理に感服。草庭さんのところにあった器たちも生き生きとしています。本来は食事処ではなく、梓工務店のオープンハウスなわけですが、これが妙に落ち着くのです。案内してくださったSさんに感謝。

ann

はぁあ。こんな部屋が欲しい。

和室でゴロゴロしながら、森を眺められたら気持ちいいだろうなぁ。

ann

夜が迫る前に、そろそろ小さくとも楽しい我が家へ帰りましょう。

kanjiruhira

ホウキ星?

ヨシコはギャラリーskogで買い求めた小さなホウキに「モリくん」という名前をつけた。何故かね?と聞くと、skogはスウェーデン語で「森」でしょ!と言う。さらに「森」といえば、お世話になっているモリさん親子が比良におられるでしょ!と言いながら、さっそく畳の間を掃除しだす。

するとあらゆるところから細かい埃が出てくるではないか。

それはまるで毎回、心の埃をとってくれる比良の「森」のよう。それではすっきりとした我が家で今宵も食事をいただきましょ。

・・・食べすぎ?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »