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百花

Cafe1

かわいすぎて飲めません。

冬の柔らかな日差しを浴びながら、お昼前のひととき。近くのカフェ、百花(モカ)で豆乳ラテを頼むと、素敵な模様が浮かび上がった。ヨシコはそれを前に、いつまでも眺めて、なかなか飲もうとしないのだ。

Cafe2

ここカフェ百花(モカ)はギャラリーも併設している素敵なところ。以前、ヨシコが歩いていると発見したらしく、お世話になっている欧風食堂millibar(ミリバール)のUさんから聞いた覚えがあったらしい。ちなみにミリバールのギネスビールは最高である。ビンや缶で出てくるカフェは多々あれど、生ギネス、これに勝るものなし。そのクリーミーな泡がたまりません。ご無沙汰なので、これを書いているとすぐにでも伺いたくなるような場所なのだ。

Cafe3

そして、朝からギネス。これまた最高。ビールは飲む場所や時間でその味は変わるもの。その場所の雰囲気をそのつど楽しみたい。

昨夜は新梅田食堂街の焼き鳥や「とり平」。カウンター12席ほどの小さな場所でアサヒの瓶ビール片手に、カウンターの喧騒たる雰囲気の中で週末を締めくくる。鳥のお腹に入っている産まれる前の卵(黄身だけ)をプチッと口の中で潰すと、とろける濃厚な味。鴨の下腹は脂がのっていて、隣の赤ら顔の親父に、アラフォーの女のように笑いが止まらない。立ち飲み街の暖簾の下から見えるサラリーマンのお尻の列。そう、この街には瓶ビールとちょっとしたつまみが似合うのだ。寒風吹きすさぶ野外を忘れ、小さなカウンターに会話の花が咲き乱れる小さな春。

Cafe4

さて、そこからほどなく山崎を散歩すると、落ち葉の美しい場所がある。そこは季節ごとに楽しめる一角で、夏の青々としたときも涼しくて気持ちのよい場所なのだ。家の前がこのような場所だと、そこでずっとビールを飲んでいるかも知れないなぁ。

Cafe5

そして宝積寺のすだれ桜はすでに冬の装い。春に向けてじっと頑なに芽を潜めている。水面には真っ青な空が映っていて、ビー玉のよう。冬の空は澄んだ緊張感があって見ていて気持ちがいい。ヨシコはその景色のそこかしこに本格的な冬の前触れを感じては、これ見て、これ見てと騒ぐのだ。

Cafe6

夜ともなると、我が家でおでん。冬はやっぱり煮物でしょう。買い求めたギネスビールを開けながら、絶品の手料理をいただいて、さらにアルコールを燃焼させて体の中から暖をとる。あぁ、春よ、春よ来い。こう寒くてはつい飲んでしまうではないか、また百の花を咲かせておくれ、と何だか冬のせいにしてお酒をかたむける。

そしてスピーカーからは、ビル・エバンスのYou Must Believe In Spring。呑み助には彼のピアノの音色がたまらない。個人的にはExplorations収録のIsraelで天国。カフェ百花(モカ)のホットサンドのチーズのように、どこまでも熱い余韻に浸れるのです。

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