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すべり石

Suberi1

気持ちいいなぁー!

志賀駅で鈍行を待つ間、蓬莱山を見上げながらのんびり。ヨシコよ、その服装、どうにかならないのかね。柄模様ばかりではないか。

ヨチュオさん、見た目は若者でもね、心は大阪のおばちゃん。それを誇りに思うのだよ。

あっそう。

Suberi2

世界最強の美食、ほっとすていしょん比良のコロッケ定食を頬張りながら、自然がいっぱい、北比良&近江舞子散策マップを熟読する。ほっとママに案内してもらった鳥居浜や常夜灯、手作り工房比良の里。いつも参るお地蔵さんも記載されている。他にも庄六さんの墓や、天狗杉の観音堂、日本一大きい狛犬など、まだまだ気になる場所があるではないか。こりゃたまらん。のんびり散歩をしたいものである。

Suberi3

米子(こめこ)にしよう!

ヨシコが急に宣言する。お腹の子の名前だろうが、どう見てもアナタが口にしている米粉ピザの影響としか思えない。

男の子ならどうするのかね。

うーん、米造(よねぞう)かなぁ。

そんな話をしている外では、ほっとすていしょん比良のKさんが、雪の中の鹿のごとく軽快に走り、おそらく里山弁当の飾りとなるであろう植物を、ブチリといただく。古老のモリさんにもバッタリ。新年のご挨拶。そして湧き水を水筒に入れて、準備万端。山に向けて歩き出した。

Suberi4

ケケケケケー!!

ヨシコはたまに極悪な顔をする。しゃがんでいるなぁと思うと、いきなり雪投げ攻撃である。そのくせこちらから投げ返そうとすると、お腹の子にあたったらどうするのー!と先制口撃である。迷いの森で見知らぬおじさんに今から堂満岳に登るのー?何て聞かれながら、真っ白な雪の上を、ゆっくりと登っていく。途中、雪の重みで竹が倒れているのを見ると、雪ってすごいなぁと思ってしまうのだ。

Suberi5

ギャラリーskogではエツコさん、カズオさんをはじめ、ほっとママなど、会うべくして会う人にどんどん会えてしまう。何の連絡もしていないのだけれど、自然と会えるようになっているのかなぁと不思議な感慨。ヨシコを温かな薪ストーブの前において、ボクは本日の最終目的地へ歩き出す。桜のコバの分岐を越え、イン谷口では小さな子どもが家族とともにソリで遊んでいる。未来ある若者よ、まだまだ甘いぞよ。滑るべきところは、他にもあるのだよ。

Suberi6

お菓子なMANNAさんのクリームのような雪をかき分け登っていくと、時たま梢から崩れ落ちる雪の音が気持ちいい。汗ばみ、アウターを脱いでリュックにくくりつける。10月と同じ道を歩いているのだが、全く違う景色。こりゃたまらん。何度も来たくなる理由になってしまうのだ。

Suberi7

そして32歳、男性はおもむろにリュックからスーパーのビニール袋を取り出した。ソリなんていう近代文明には頼らぬ。ダンボールで草原をくだるように、雪原をビニール袋でくだるために大阪からはるばるやってきたのだ。そう、すべるべく存在する場所。それがすべり石だ!

まわりに誰もおらぬ。この処女地は我輩のものである。リュックを投げ出し、スーパーのビニール袋を持った32歳、男性は頂上に立つ。おぉ、素晴らしい景色ではないか。それっ!滑るぞー!んん!!!雪が深すぎて、全くすべらんっ!足を使い、鼻息荒く、滑るというよりも、漕ぎ下る。その航跡は、比良登山リフト跡と平行するのだ!

Suberi8

妙な脱力感、完全なる自己満足の世界から下山する。農業用水の分水地点には、野生の足跡がたくさん残っていた。太陽はいよいよ山に吸い込まれようとし、雪の色がどんどんと変化する。ボクはこの場所が好きだ。ほとばしる山からの水が澄み渡るこの場所が。

Suberi9

おいしすぎるーっ!

ほっとママがおいしいものはみんなで分けて食べようと、わざわざ持ってきてくださった炊きたてのモロコのおいしいこと。以前、お祭りのときにいただいて以来、川魚好きになったボクとしては最高のご馳走である。ほっとママのモロコを食べると、スーパーの氷魚(鮎の稚魚)やら、モロコは食べられない。煮崩れず、そのお腹にたっぷりと入った卵。子持ちモロコよ、すまぬ。柳の木の下に卵を生みつけることなく、ボクの胃袋にビールとともに流れ行くことを許してくれたまえ。

Suberi10

さて大阪の夕闇は赤黒いが、比良の夕闇は青黒い。比良はどんどんと変化する。ほっとママの娘さまの話を聞いていると、このあたりは昔、草原で家もなく、大きな登りやすい木があったとか。そこから見えた景色はどのようなものであったのか。それは二度と見れないものだけれど、ボクの心にははっきりと感じるものがあった。

Suberi11

さて。

帰宅後、ヨシコのお腹の子に報告をする。

今日はね、ビニール袋ですべり石をすべったんだよ。

は?ヨチュオさん、アナタそんなことしてたの?それってオチあるの?

オチはないよ。

えーっ!おもろなー。すべってるなぁ。

・・・。

確かにすべってるよねー。

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コメント

すべり石でのそり遊び?
やるわね~~!!(孫ができたら連れて行かなくっちゃ)
なかなか良い発想だと思うけど新雪で滑らなかんやねえ。。。
次は滑る前にカッパ来て焼き芋コロコロして
滑り台を造ってから再挑戦して、
上手くいったら教えてね(^_^)v

モロコ喜んでいただけて嬉しいです。
当日はモロコも皆さんが集まる気配を感じて
炊いて~って飛び込んできたんですよ!!ナイスタイミングでした。

それにしても上手に出会うもんですね♪♪
これを縁と言うんでしょうね。
良かった良かった♪♪

投稿: ほっとママ | 2009年1月21日 (水) 19時38分

さすがに入山が遅くて、すべり石で長く戯れているわけにはいかず、焼き芋コロコロできませんでしたが、新雪、最高に気持ちよかったです。

モロコはおいしすぎて、思い出すだけでもご飯のオカズになります。本当にありがとうございました!

それにしても、我が隊の子どもが比良に行けば、ホント、どこに連れて行かれるのでしょう(笑)

今から楽しみですっ!

投稿: セカチノフ | 2009年1月21日 (水) 23時25分

またまたすれ違いでしたねー!
いやはや申し訳ないです。

僕も小さい頃はよく雪降ったから
浜の斜面に滑り台作って遊んだもんです。
武器はモチロン肥料袋!(笑)

投稿: モリJr. | 2009年1月22日 (木) 22時45分

モリJr.さま

肥料袋!大きさといい、最高じゃないですか!
(ボクのスーパーの袋は小さすぎました・・・。)

ほんと、比良ではすれ違いますよね。
大阪で日にちを決めて食事でもしましょ!

ぜひ、色々とお話聞かせていただきたいですっ!

投稿: セカチノフ | 2009年1月23日 (金) 08時27分

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