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幸せのカタチ

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何という青空だ。

朝7時。土曜日出勤でゆれる車窓から恨めしそうに空を見る。車内にはリュックにストック、いかにもこれから六甲山、摩耶山、須磨アルプスあたりを登りそうな人々を乗せている。その傍らで、今日の仕事について頭を働かせていくのだ。

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午前中に仕事を終え、ヨシコと合流。

難波のアウトドアショップの店長さんと、何故かマタニティー談話。その店長さんは、渓流釣りをやられるのだが、こんな青空の日には、奈良の川上村の名も無き支流まで車を飛ばし、棹を振り、魚と会話をしに行きたいのではないかと想像してしまうのだ。

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えっ、ちょっと大きすぎません?

大阪の喧騒を避けるように、静かな我が家へ戻る。夕陽が傾き、小さな陽だまりの中で猫が毛づくろいをしている。蓮の池では、カルガモの子どもが泳ぎまわり、八百屋さんでおいしいトマトの見分け方を教えてもらい、酒屋さんで今朝、能勢で採って来たのよと言う朝採れの筍を買う。

袋の中に米ぬかを入れといたからー!

酒屋のおばさんの声を背中で聞きながら、階段をあがる。

持ち帰った筍を見たヨシコは、さっそくお腹の子に語りかける。

父ちゃんはね、買ってくるだけですよー。分かるー?アク抜きは毎年、母ちゃんなのよー。しかもね、鍋に入らないほど大きなものしか買わないのよー。もうちょっと考えたらいいのにねー。

父ちゃんは、以外と妊婦に過酷なことをさせるのよー。母ちゃん、今から筍をおいしくする作業しますのよー。

Aozora5

ヨシコが筍にサクッと包丁を入れると、そこから春の匂いがする。

お~風呂、お風呂。米ぬかのお風呂へようこそ~♪

今度は筍に語りかけるヨシコ。

ボクはその声を聞きながら、すっかり茜色になった空を見る。頭の中では今朝の出来事を思い出していた。

Aozora4

チッ!チッ!

そんな音に振り向くと、同僚二人が笑いながら近づいてくる。三人でビルの隙間から見える青空を見上げながら、何という青空だと言う。

こんな青空ならば、山にでも登りたいなぁ。

こんな青空ならば、晴れていると分かっているのにも関わらず、家でゴロゴロ寝たいなぁ。

こんな青空ならば、朝までDJをやっていて、アルコールでフラフラと酔っ払いながら家路につきたいものだなぁ。

三者三様の青空に対する想いが、同時に口に出たことに、つい笑ってしまう。

同じ青空でも、思いを馳せる幸せのカタチというのは違うのだ。

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徒然なるままに日暮し」カテゴリの記事

コメント

ご来店ありがとーございました!
おっしゃるとーり晴れの日はキラキラした川に思いを馳せながら、なくなく働いています(u_u。)

今度は3人でのご来店お待ちしております!

投稿: a&f | 2009年4月19日 (日) 01時06分

a&fさま

前から伺いたいなぁと思っていたのですが、やっと行けました!
ちなみにあの後、ギャレ店にも行ってしまいました・・・。
この季節はアウトドアグッズも夏にむけて変わってくるので、見ているだけでも楽しいのです。

お話していた比良には、裏側の坊村から白滝谷などの渓流にアクセスできますが、まだ行ったことなし。今度登って、魚影があればご報告いたします。

あと、比良駅前の「ほっとすていしょん比良」。水曜日は開いてますから、一度お召し上がりになってください。

きっと素敵なお母さんたちがお出迎えしてくれると思います!

それではまた伺います!今度はお買い物しに行きますので♪

投稿: セカチノフ | 2009年4月19日 (日) 08時28分

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