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京都の朝

Higasiyama1

白川のせせらぎを聞きながら。

毎朝、京都まで通うことになるとは、ほんの数ヶ月前まで想像できなかった。早朝。朝靄の中を歩くお坊さんが何かを唱え、その近く、小料理屋さんでは仕込みをするためか、たっぷりのお湯を沸かせた蒸気が窓からこぼれている。

Higasiyama2

青い空に朱色が輝く。

ぶるると身を震わすような風の中、誰もいない通りを足早に歩く。今まで通勤していた大阪とは違い、高層ビル群の中を歩くわけでなないので、気持ちが良い。山はゆっくりと紅葉を終え、灰色の世界へと移ろうとしているが、このあたりではまだ辛うじて木々に葉を宿しているのだ。

Higasiyama3

琵琶湖疎水のその先に。

琵琶湖の存在を感じながら、どんどん歩く。美術館の重い扉は閉められたまま。信号の変わり具合が、大阪より随分早いものだなと思う。そう言えば、地下鉄の到着を知らせる合図もゆるやかな京風で、その本数しかり、せっかちな大阪との違いを確かめては、微笑んでしまう。

Higasiyama4

毎日の積み重ね。

かならずこの公園のベンチでおばさんが唄の練習をされている。最後まで聞いているのはハトと、その先の山々。タクシーの運転手さんたちが、集まって煙草に火をつけ、談笑している。ボクは古民家の引き戸を開け、スタッフ専用入り口から中に入る。京都らしい急な階段を一段登るたびに、ミシミシいう。扉を開けるとそこが新しい職場。ヨシコがつくってくれたお弁当をパソコンが置かれたデスクにおいて、再び表へ。自分がたてる落ち葉を掃く竹箒の音を聞きながら、今日も朝が来たことを感じるのだ。

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