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本当にいいの?

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本当にいいのー?

ヨシコがよく言うセリフである。美味しいものを目の前にして言うのだが、ダメと言っても食べるのだから、何故いつもよく聞くのだろうかと思う。それはこれから食すものに対する期待が大きな証拠。もしくは、ボクに言っているのではなく、これからヨシコの胃袋に収められる食材に対して、本当に食べてしまってもいいの?と聞いているのかも知れない。

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お返しは何にしようか。

バレンタインデーに蒸しパンをいただいたわけだが、我が家には女性が2人。ホワイトデーに共通して食せるもの。それは豆腐であろうと考える。

たまたま職場の方が思い当たる店を知っていて、ヨシコリのことを考え個室を予約してくれる。以前の職場らしく、すばやく押さえてくれ、感謝。京都は気持ちよく晴れ、次から次へと出てくるコース料理を堪能する。

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本当にいいのー?

ヨシコリは何故か四つんばいになりながら、大きな口を開ける。ハイハイをしたいのだが、どうも後ろに下がってしまうらしく、部屋の隅のほうでニコニコしている。湯豆腐をもりもり食べて…。

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この笑顔。

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食後は散歩。

近くの高台寺や、ねねの道を散策するも、東山花灯路の準備のためか、ライトアップに使用する配線、電球がいたるところに蔓延り、白けてしまう。高台寺の竹林の中で、木漏れ日がキラキラと降り注ぐ中を歩いたとき以外、ヨシコリも同様、何の感傷も抱かなかったようである。

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轆轤の上。

スーッと見事に器が現れると、観客たちからため息が漏れる。陶器作りの体験場のようだが、それを作る人が日本人ではないこと知って、より拍手が沸いたのである。

日本人は職人が多く、「ものづくり」において一流の国民性を持つという認識が崩れつつある昨今。今の職場も「ものづくり」の現場なのだが、縫製が出来る人を募集しても、若い人はひとりも来ない現状。別件で中国を視察をしてきた人の報告では、どんどん「ものづくり」の技術が進歩していると言う。安価だから中国で。いやいや、実は日本では良いものが作られていないから中国で、ということもあるのである。

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このままで本当にいいのー?

考えれば考えるほど「手でものをつくる」ということに関わりたくなる。観光を楽しむ人の熱気を避けるように、我々は早々家路についた。

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