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頬っぺたが落ちるということ

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ハモの湯引きがたまりません。

京都はもうまもなく祇園祭を迎えようとしているが、街の喧騒をよそに、ここ瓢樹は、京都の街中にありながながら、落ち着いた空気に満ち溢れている。漆黒に黒光りした大きなテーブルの上に、所狭しと季節の食材が並ぶ。一箸、一箸、思わずうなずいてしまう、素材が生きた味である。

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たまらーん!

ヨシコリは最近、美味しいと、頬っぺたを支えるポーズをとる。これはまさしく、頬っぺたが落ちることを防ぐ、本能がなせる所作ではないだろうか。

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例えば、皿をかじるほど美味しい料理に出会った日には。

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美味しいー!たまりまへーん!

と、頬っぺたを支えるのである。

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むしゃむしゃ!

鬼の形相で食べるヨシコリ。食に貪欲な人間は良い。好き嫌いがないのはもっと良い。そういえば、ハモという和名も、よく咬みつくことから「食む」(はむ)が変化した呼称といわれるそうな。ヨシコリよ、食せよ、食せよ。我が家は畑から取れたものや、季節の素材そのものを味わえるよう、ヨシコが手間隙かけてくれたものだけが食卓にのぼるのだから。正直、ヨシコリの離乳食を口にしたとき、これは美味い!と唸ってしまったものだ。

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肥えた舌は、美味しい家庭料理を作る基礎となり、また、美味しい家庭料理を囲んで笑える家族は、それだけで一味も、二味も違う日々を送れるはずなのだ。そして素直に美味しい、頬っぺたが落ちると言えることは、それだけで十分、素敵なことなのだ。

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