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木村伊兵衛写真展

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朝寝坊。

晴れた日曜日の朝。いつもなら日の出と共に起き出すヨシコリが、珍しく起きてこない。8時ごろ、もぞもぞとしだしたので様子を見張っていると、ハッ!と気づいて起きるなり、

えっ!お昼!?

と言ったものである。1歳児の発言とは思えず、すでに社会人化しているのではないかと疑った私を、続けざまに見るなり真顔で、

やぁ、カバくん。

と挨拶したものである。誰がカバやねん、父ちゃんに決まっているではないか。さぁ、気を取り直し、1週間に1度の休日を満喫しようではないか。

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蕎麦+日本酒=他に何もいらない。

そう確信している私の想いとは裏腹に、とある京都の蕎麦屋では、日本酒の銘柄に好みのものがなく、意気消沈。それでは本来の目的地を目指そうと、京都は四条にある何必館の木村伊兵衛写真展に向かう。

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イヤイヤイヤイヤイヤイヤーー!

魔の2歳児のイヤイヤ期に突入しつつある、ヨシコリのイヤイヤ絶叫が四条通りで炸裂する。抱っこイヤー!ごはんイヤー!足足(歩くこと)イヤー!

朝、写真展に行こうねー、と誘っておきながら、蕎麦を食べたりダラダラと移動する親たちに怒り心頭したのであろう。イヤイヤ絶叫とともに、路上に這い蹲り、のた打ち回り、ミミズのごとく体をくねらせたかと思った瞬間、何を血迷ったか、いきなり腕立て伏せ。

あまりの筋力のなさに、生まれたての小鹿のごとく後ろ足と、小さなお尻を震わせ、腕立て伏せを続ける1歳児の姿に、大爆笑の我々、親失格。急いで抱きかかえて、写真展に駆け込むと、ケロリと上機嫌。花粉症気味の私の苦しみを知らず、ケラケラと私の腕の中で楽しむのである。

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女性の手や指先に。

木村伊兵衛によると、美しさが出るという。アンリ・カルティエ=ブレッソン写真展以来の何必館ではあるが、もう少しボリュームが欲しかったというのが、正直な感想である。好きな写真も多数あったので、もっと見たいという衝動にかられたというところであろうか。あれこれ思いながら、葛きりを食べる前の、ヨシコの手を映し出す。タイトルは「ヨシコリの分までお菓子を食べきる母」とでも名づけよう。

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私、風邪気味なのよ。

確かに朝から熱っぽいようで、あれほど今日は寝ていればどうかと言ったのにも関わらず、木村伊兵衛写真展を見る機会が今日しかないので、強行を唱え、決行。写真展の後、達成感からか、フラフラして来たらしい。

ボクのグリーンティーでも飲んで、さっぱりしたら?

いやいや、ヨチュオさん。そんなことをしたら、私の風邪がうつってしまう。あなたに申し訳ないから、このストローをやめて、直に飲むわ。

ん?ストロー?直?

するとヨシコは有限実行。グリーンティーのストローをはずし、グラスから直接、グビグビ、ぷわぁあ!もう一度、ストローを突き刺して、私に返す。ほっと安心のご様子。

わっ、分からん。

ストローからのみ風邪菌は伝播するのか。直でも一緒ではないのか?そう思いながら、残りのグリーンティーを一気飲み。しかしながら後日、風邪をひくことはかったことを追記しておく。

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我が家のお雛様が見守る中。

帰宅後、ヨシコが寝込む。ヨシコリのご飯も作る必要があるので、一石二鳥とばかりに、小さな土鍋で炒り玄米を作り、コトコトと御粥を作る。ほんの少しの塩味をつけ、自家製の梅干と、塩昆布をお好きなように。でもあわてていたからか、

ヨチュオさん、これ、アルデンテ。

これまたあわてて作り直す。

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決して邪魔をしない。

ヨシコが寝室で寝るなり、ヨシコリはその襖を自ら閉め、ひとり遊び。本当なら甘えたい時間になっても、我慢して、積み木をしたり、私にまとわりついたりと、愛らしい姿を見せる。その横で私は、風邪にはリンゴジュースと、ストレートのジュースを入れる。ヨシコリはそれに気づき、それは何?と聞く。

ヨシコリにはまだジュースを飲ませるつもりがないので、いつも、これはお酒なんだよ、ヨシコリにはまだ早いんだよと教えてきたので、今日も、これ、お酒!と言って、ヨシコが寝ている寝室に向かおうとすると、ヨシコリがとうとう抑えきれない想いを絶叫!

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私もお酒飲むーーー!!!!

リンゴジュース=お酒と思っているヨシコリの真摯な姿に、寝ていたヨシコと私は、腹の底から大笑いし、また愛おしく感じながら、山廃仕込み 真鶴(純米酒)を傾けた。

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